この記事では、私が実際に使っているMyfxbookを使ったEA管理の方法を、初心者向けに解説していきます。
Myfxbookを使いこなすことができるとEAによる自動売買の成績の分析や、他のEAの成績を見て優れているEAかを判断することが出来たりします。
Myfxbookは、FXトレーディングの成績やEAのパフォーマンスを管理・分析するのに欠かせないサービスですなので、是非この機会に使い方をマスターしてください。
Myfxbook(マイ FX ブック)とは?
自分のFX口座情報をWEBに登録することでトレード分析ができるWEBサービスです。
Myfxbook(マイ FX ブック)に登録することで、マジックナンバー、通貨ペア、トレード期間でフィルタリングしてトレードのパフォーマンスを調べることができます。
また、 自分の口座の資産をグラフで示したウィジェットが利用できます。
Myfxbook(マイ FX ブック)の登録方法
さっそく公式サイトに移動し新規アカウントを登録してみましょう。アカウントの登録はもちろん無料です。すでにアカウントを持っているよ!って方は読み飛ばして大丈夫です。
Myfxbook(マイ FX ブック)のサイトで下記のような入力フォームがあるので、ユーザー名、Eメール、パスワードを入力しアカウント登録を行いましょう。
My fx book(マイ FX ブック)に自分の口座を紐づけよう
アカウントの登録が済んだら、次は自分のFX口座をMyfxbook(マイ FX ブック)に紐づけましょう。この紐づけを行うことでトレードのパフォーマンスを調べることができるようになります。
ポートフォリオタブのアカウント作成をクリック
アカウント作成をクリック
「MetaTrader4(Auto Update)」をクリック
「Create Account」をクリック
最後にポートフォリオタブから作成したアカウントをクリックすれば紐づけた口座の情報を見ることができます。
Myfxbook(マイ FX ブック)の運用成績の見方
成績を見たい口座を選択すると資金がどのように変化しているかグラフで見ることができます。
最初に表示されるグラフは紐づけた口座で稼働させているすべてのEAによる資金の変化を示しています。
EAごとに変化を確認したい場合はカスタム分析というボタンをクリックしてマジックナンバーで絞ってみましょう。
恥ずかしいですが、以下に私が初心者の頃にやらかしたグラフを貼っておきます。
項目名 | 内容 |
増加 | 今までの収支の割合 |
増加平均 | 今までの収支の割合 (入金や出金を含む) |
日々 | 今までの平均日利 |
月々 | 今までの月均日利 |
ドローダウン | 最大ドローダウン |
残高 | 口座残高 |
エクイティ | 有効証拠金 |
最高 | 過去最高口座残高 |
利益 | 今までの収益 |
金利 | スワップ分の収益 |
デポジット | 今までの入金額 |
引き出し | 今までの出金額 |
アップデート | 更新時間 |
取引タブの見方
詳細統計の各項目の意味を説明していきます。
項目名 | 内容 |
取引 | トレード回数 |
収益性 | どれだけ買ったか、どれだけ負けたかを表したグラフ |
ピップス | 総獲得pips |
平均勝利 | 平均獲得pips |
平均ロス | 平均損失pips |
ロット | 総獲得ロット数 |
コミッション | 総手数料 |
勝利ロング | 買いの勝率 |
ショート勝利 | 売りの勝率 |
ベスト取引(¥) | 最も買った時の金額 |
ワースト取引(¥) | 最も負けた時の金額 |
ベスト取引(ピップス) | 最も買った時のpips |
ワースト取引(ピップス) | 最も負けた時のpips |
平均取引期間 | トレード時間の平均 |
利益率 | 元金と利益の割合 |
標準偏差 | データの散らばり具合 |
シャープ比率 | シャープレシオ |
Z-スコア(確率) | 値が大きいほど連勝が続く可能性が高くなる 値が小さいほど連敗が続く可能性が高くなる |
期待値 | 期待値 |
AHPR | 平均保有期間利回り |
GHPR | 幾何学的保有期間利回り |
概要タブの見方
概要タブでは各通貨ペアのデータを見ることができます。どの通貨ペアが勝ちやすくて、どの通貨ペアが負けやすいかのデータを見ることができます。
時間タブの見方
時間タブでは各時間で負けトレードと勝ちトレードの比率を見ることができます。トレードが多い時間帯、勝ちやすい時間帯等を調べるのに役立ちます。
日々タブの見方
日々タブでは月曜から金曜までのトレードで負けトレードと勝ちトレードの比率を見ることができます。トレードが多い曜日、勝ちやすい曜日等を調べるのに役立ちます。
破産のリスクタブの見方
ロスサイズが口座の資金に対するリスクの割合で、損失の確率が損失を出す確率、連続的な損失取引が連敗のトレード数です。上の場合は今のトレードを続けているとほぼ100%破産するので悪い例です。
期間タブの見方
ポジションの保有時間に対して損益がどうなっているのかをグラフで見ることができます。保有時間が短いポジションは利益になりやすいのか、保有時間が長いポジションは利益になりやすいのか等を調べることができます。
MAE/MFEタブの見方
MAEとは最大含み損で、MFEとは最大含み益のことを指します。つまりこのグラフは最大含み損、含み益に対してどれだけ利益、損失になったかを表しています。
ブラウザータブの見方
ブラウザータブでは実際の取引の様子を見ることができます。個人的にはMT4のチャートで見るよりも見やすいです。
カスタム分析を使う
カスタム分析を使うことで様々な単位でデータの確認が可能です。
例えばカスタム分析のマジックナンバーを選択して、解析ボタンを押してみます。
すると、選択したマジックナンバーごとに詳細統計をみることができます。
カスタム分析はよく使う機能なので覚えておきましょう。EAの個別の成績を確認することができます。
ウィジェットの使い方
右上のアカウント名からウィジェットをクリックします。
表示したいウィジェットをクリックすればソースコードが表示されます。 あとは表示されたHTMLをコピーして貼り付けるだけでブログなどにウィジェットとして口座の成績を表示することができます。
以下に私がやらかした口座(2回目) のウィジェットを貼っておきます。
動画で学ぶ
文章で学ぶのが面倒くさい場合は動画での紹介もありますので参考にしてください。
スマホでMyfxbook(マイ FX ブック)を確認する
Myfxbookをスマホから確認したい場合はスマホのブラウザから閲覧することができます。 PCの場合と同じようにスマホのブラウザで下記公式サイトにアクセスしよう。
Myfxbookの公式アプリ
ブラウザで閲覧する方法以外でも専用のiphone(ios)と Androidのアプリがあるので紹介します。
ただし、スマホアプリ見れるデータは限定的なのであまり見ないかもです。
iPhoneの場合
https://apps.apple.com/jp/app/myfxbook/id985947299
Androidの場合
https://apps.apple.com/jp/app/myfxbook/id985947299
Myfxbook(マイ FX ブック)をEA別に管理する方法
Myfxbookではマジックナンバーフィルタを使うことによってEA別の成績を見ることができます。
まずはポートフォリオから見たい口座を選択します。
カスタム分析をクリックします。
表示したいEAのマジックナンバーを選んで「解析」ボタンを押すと選択したEAのトレード履歴を表示することができます。
この時、複数のマジックナンバーを選択すれば複数マジックナンバーを使用するEAや別のEAとの組み合わせの成績を見ることができます。
マジックナンバーに名前を付ける
選ぶマジックナンバーが数字のままだとわかりづらいのでマジックナンバーに名前を付けることも可能です。
ポートフォリオからアカウント作成を選択します。
マジックナンバーに名前を付けたい口座の「編集」をクリックします。
後は名前を付けたいマジックナンバーの隣にあるテキストボックスに好きな名前を入力するだけです。
ここで名前を付けておくことによって次回以降にまた成績を見るときに名前で選択することができるので便利です。
Myfxbook(マイ FX ブック)でEA別にウィジェット表示できるのか?
EA別でウィジェット表示をすることはできないようです。
もし、EA別にウィジェットを作成したい場合は、口座1つに対して1つのEAを稼働させるしかありません。
Myfxbookのウィジェットは口座ごとに作ることができるので、1つの口座に対して1つのEAを稼働させることによってEA別にウィジェットを作ることができます。
Myfxbook(マイ FX ブック)の信憑性は?
Myfxbook(マイ FX ブック)はリアル口座のトレード履歴を表示するので、他人のFXの成績を参考にする目的であれば基本的には信頼できます。と言いたいところなのですが、完全に信頼できるものかと言われれば、100%信頼できるとは言い切れないのです。
以下、その理由としては、
- Myfxbookの成績がデモ口座になっている場合がある
- ドローダウンの計算が複雑で信用できない値になっている
- 成績が捏造されていたりする
という感じです。ここを見分けるのは難しいため、根気よくEAに関する知識を学んでいくしかないでしょう。とはいえ、信頼できない成績はごく一部なので、基本的にMyfxbookは信頼性が高いと思いながらも、もしかしたら違うかもという考えを頭の片隅に入れながら成績を確認していきましょう。