MT4の無料EA(自動売買プログラム)は、入手先と選び方を間違えなければ、有料EAに劣らない実績のものも見つかります。
この記事では、Myfxbookでリアル運用成績を公開している「自作&無料EAで戦う」をはじめ、無料EAを入手できるサイトを10件紹介します。それぞれの特徴、使うための条件、注意点を2026年9月時点の情報でまとめました。
無料EAとは、購入費用をかけずに導入できるFX自動売買プログラムのことです。多くは指定のFX口座を開設することで無料配布され、提供者はFX業者から受け取る紹介報酬(IB報酬)を収益源にしています。
この記事でわかること
- 実績公開の有無で選ぶべき10サイトの比較
- 各サイトの口座開設条件と提供EA数
- 無料EAを使う前に確認すべき注意点
無料EAが手に入る10サイトの比較表
まずは10サイトを一覧で比較します。実績を確認してから使いたいなら上の4サイト、自分で探したい・作りたいなら下のサイトが向いています。
口座開設が必要なサイトの指定業者は、ほとんどが海外FX業者です。国内業者とはレバレッジや入出金、信託保全の仕組みが違うので、違いを理解したうえで利用しましょう。
自作&無料EAで戦う、自動売買リアル戦記

ポンスケさんが運営する無料EA配布サイトです。スキャルピング〜デイトレードのトレンドフォロー系EAを配布しており、Myfxbookでリアル口座の成績を公開しているのが最大の特徴です。
サイト経由でXMのMT4口座(スタンダード口座またはKIWAMI極口座)を開設し、口座IDを連絡すると無料で使えます。パラメーターを調整できるので、相場状況に合わせた運用も可能です。配布しているEAは次の8種類です(ブレイクアウト系のBreak-1・Break-2とScal-8は2026年10月時点で休止中)。
スキャルピング系EAの特徴や注意点は、下の記事も参考にしてください。
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EA-BANK

指定のFX業者で口座を開設して入金し、口座番号を申請すると、100種類以上のEAを無料でダウンロード・稼働し放題になるサービスです。MT4用とMT5用の両方があります。
掲載EAはサイトの基準で選ばれており、フォワード成績が悪化したEAは毎月「提供停止」として入れ替えられます。粗悪なEAが残りにくい反面、使っているEAが提供停止になることもあります(停止後も手元のEAは引き続き使えます)。
なお、運営元は2023年2月18日に新しい認証方式のEAへ入れ替え、移行しなかったEAの提供を終了しています。詳しくは下の記事で解説しています。
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TRADERS-pro(トレーダーズプロ)

会員登録後、指定のFX業者で新規または追加口座を開設して入金すると、EAを無料で使えるサービスです。指定業者はXMTrading、TitanFX、Tradeviewなどです。
使えるEAの数が多いのが特徴で、他サイトで有料販売されているレベルのEAが無料で見つかることもあります。一方、数が多い分、自分で優秀なEAを選ぶ力が必要です。
掲載EAの中には、フォワードの更新が止まっているものが混ざることもあります。導入前に、最新の運用実績が更新されているかを確認しましょう。
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mt4-ea.com
運営会社のTRYGGER LIMITEDが「2006年から運営」と公表している老舗の無料EA配布サイトです。XM Trading、Titan FX、is6FX、BigBossのMT4口座を持っていれば、掲載EAをまとめて無料で入手できます。
このほか、裁量トレードを補助するSCALも配布しています。配布EAはMT4専用で、MT5では使えません。サイトには各EAのバックテスト結果と毎月の取引結果が掲載されていますが、口座やスプレッドで結果は変わるので、デモ口座で動作とフォワードを確認してから本番に移りましょう。設定ガイドやトラブル対処法のコンテンツも充実しています。
相場で永遠に稼ぎ続けるために・・

くまのみさんが運営するブログです。「羅刹」をはじめ、Berserker、Dhampirなど多数のEAを配布しています。配布条件はEAごとに異なり、XMTradingの口座開設が条件になっているものもあります。ブログではEAのバージョンアップ情報も告知されています。ただし、2026年10月時点で配布カテゴリと「口座申請&EA配布依頼ページ」は残っているものの、最新の投稿は2025年11月です。申請前に配布依頼ページで受付状況を確かめてください。
とある技術者の金融工学

MT4・MT5向けのEAを無料配布している技術者のブログです。数百本のEAの中からピックアップしたものを配布しており、種類の多さが特徴です。使うには、運営者のXアカウントをフォロー(またはサイトからリンク)したうえで口座番号を申請し、届いたパスワードを入れます。パスワード1つで、MT4口座ならすべてのMT4用EA、MT5口座ならすべてのMT5用EAを使えます。EAの名前がトレード内容を表しているので、どんな売買をするのかが分かりやすくなっています。EAの作り方などのプログラミング記事も参考になります。
ぷろぐらむFX
EAの開発・検証をしている個人が運営するサイトで、MT4用の無料EA・インジケーター・スクリプトを一覧ページにまとめて配布しています。2026年10月時点で一覧ページに載っているEAは40本以上(ポジション管理などの補助ツールを含む)です。口座開設や会員登録を求められず、各EAの「DL」からそのままダウンロードできるので、指定業者の口座を作る前に無料EAを試したい人に向いています。
EAは「インジケーター単一EA(初心者向け)」「インジケーター複合EA(中級者向け)」「特殊条件・管理EA」「ナンピン・マーチンEA」の4つに分かれています。移動平均線やRSIなど1つのインジケーターで売買するシンプルなEAが多く、それぞれに解説記事が付き、ソースコードを公開しているEAもあります。
サイト自身が、無料EAには学習用のサンプルと実用補助ツールが含まれると注意書きしています。掲載されている成績は国内業者FXTFのMT4環境でのバックテストが中心なので、そのまま稼働させず、デモ口座や小さいロットで動作を確認してから使いましょう。なお、以前この枠で紹介していたKHS 3000は、配布元のブログが非公開になったため差し替えました。
MQL5

MT4・MT5の開発元であるMetaQuotes社が運営する公式マーケットです。ほとんどは有料EAですが、無料EAのカテゴリーもあり、有料EAもデモ版を無料でダウンロードしてバックテストできます。
サイトは日本語表示に対応していますが、EAの説明文やレビューは英語が中心です。中には詐欺まがいのEAもあるので、見極められる上級者向けのサイトです。
GitHub

GitHubはソースコードの管理・共有サービスです。「mql4」などで検索すると、MQLで書かれたEAのソースコードが見つかります。
ソースコードを自分でダウンロードしてコンパイルできる人向けです。そのまま稼働させるより、自作EAを作るときのロジックや書き方の参考として使うのがおすすめです。
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Forex Factory

海外のFX総合情報サイトで、経済指標カレンダーとフォーラムが有名です。フォーラムではFXのさまざまな話題が議論されており、インジケーターやEAが無料で公開されているスレッドもあります。英語の情報が中心なので、根気よく探せる人向けです。
無料EAの選び方・比較のポイント
サイトやEAを選ぶときは、次の3点を基準にすると失敗しにくくなります。
無料EAサイトを選ぶ3つの基準
リアル運用成績が公開されているか
- Myfxbook等で実際の勝率やドローダウンを確認できる
口座開設に必要な条件
- 最低入金額や取引量の条件がサイトごとに異なる
提供EA数と選定の手間
- 選べるEAが多いほど自由度は高いが、見極める手間もかかる
- リアル運用成績が公開されているか:「自作&無料EAで戦う」やEA-BANKのように成績を公開しているサイトなら、勝率やドローダウンを確認してから導入を判断できる
- 口座開設・入金の条件:EA-BANKの10万円入金のように、サイトごとに必要な資金が違う。事前に確認しないと想定外の資金が必要になる
- 提供EA数と選ぶ手間のバランス:TRADERS-proのように選択肢が多いサイトは自由度が高い反面、自分で見極める手間がかかる
有料EAの販売サイトとの違いは、下の記事で比較しています。
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この記事は無料EAの入手先を比べるものです。有料の人気EAを個別の成績で比べたい場合は、歴代人気EA10本の現在のフォワード成績をまとめた下の記事を参考にしてください。
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無料EAの注意点
無料EAの多くは、海外FX業者の口座で運用することが前提です。口座が指定されているのは、その口座で取引が発生すると、EAの提供者がFX業者から報酬を受け取れるからです。
無料EAの報酬は「取引量」に比例する
※報酬の額は業者や条件で異なります。図は仕組みのイメージです。
10サイトを比べると、Myfxbookなどでリアル成績を公開しているサイトほど、取引回数目的の粗悪なEAは混ざりにくい傾向があります。実績が公開されていないEAを使う場合は、必ず自分でバックテストとデモ口座でのフォワードテストを行い、少額・低ロットで動作を確認してから本格運用に移りましょう。
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MT4自動売買の始め方|初心者に必要なもの・費用と5ステップMT4で自動売買を始める初心者向けに、必要なもの(MT4対応口座・VPS・EA)と費用の目安、口座開設からEAをMT4に入れて稼働させるまでの5ステップを解説。Expertsフォルダへの入れ方や笑顔マークの確認など、最初につまずく点もわかります。
よくある質問
Q1. MT4の無料EAは本当に無料で使えますか?
A1. はい、EA自体は無料で使えます。多くのサイトでは指定のFX口座の開設が条件で、EA-BANKのように一定額の入金が必要なサイトもあります。取引にかかるスプレッドなどのコストは通常どおり発生します。
Q2. 無料EAと有料EA、どちらが勝ちやすいですか?
A2. 一概にどちらが勝ちやすいとは言えません。Myfxbook等でリアル運用成績を公開している無料EAであれば、有料EAに劣らない実績を出しているケースもあります。
Q3. 無料EAを使うのに口座開設が必要なのはなぜですか?
A3. 指定口座で取引が発生すると、EA提供者がFX業者から取引量に応じた報酬(IB報酬)を受け取れる仕組みだからです。この仕組みがEAを無料で提供できる理由になっています。
Q4. 無料EAを選ぶときに確認すべきポイントは何ですか?
A4. Myfxbook等での実績公開の有無、口座開設・入金の条件、提供EA数の多さと選ぶ手間のバランスの3点です。
Q5. 無料EAを使う前に何をすべきですか?
A5. 必ず自分でバックテストとデモ口座でのフォワードテストを行ってから本稼働してください。実績非公開のEAを使う場合は、まず少額・低ロットで動作を確認することをおすすめします。
Q6. 無料EAにリスクはありますか?
A6. あります。取引回数を増やす目的の粗悪なEAが紛れている場合や、指定業者が海外FX業者で国内業者と保護の仕組みが異なる場合があります。EAの提供が突然停止されることもあります。
まとめ
- 実績を見てから選びたいなら「自作&無料EAで戦う」やEA-BANKなど、成績を公開しているサイトから探す
- 口座開設や入金の条件はサイトごとに違い、指定業者の多くは海外FX業者
- MQL5・GitHub・Forex Factoryは、自分で見極めたり自作したりできる人向け
- どのEAも、デモ口座と少額運用で動作を確認してから本格運用する
無料EAは、実績公開の有無・口座開設の条件・提供EA数を比べて選べば、有料EAに劣らない運用も可能です。比較表を参考に、自分の運用スタイルに近いサイトから試してみてください。
※本記事は情報提供を目的としたもので、特定のEA・金融商品の売買を推奨するものではありません。FX(外国為替証拠金取引)は元本が保証されておらず、レバレッジにより預けた証拠金を上回る損失が発生する可能性があります。記事内の成績・数値は過去の実績であり、将来の利益を保証するものではありません。投資の最終判断はご自身の責任でお願いします。



