エキスパートアドバイザー(EA)
FXの自動売買を行うためのプログラムのこと。
MT4というチャートソフト上で動かすことができる。MT4を開いている間はEAが自動でトレードなどをしてくれる。MT4で自動売買を行うためには必須。
ドローダウン
EAを稼働している期間で一時的な最大資産からどれだけ資産が減ったかを表す金額または割合。
資産が最大でどれくらい減るのかの目安になる。
あくまで目安のため、過去の最大ドローダウンよりま大きなドローダウンが今後のトレードで起こる可能性がある。
プロフィットファクター
EA運用期間の総利益と総損失の割合のこと。
式にすると総利益÷総損失
値が大きければ大きいほど(1以上)利益を出すシステム、逆に1以下になると損失を出すシステムとなる。
大体のEAは1〜2の間に収まることが多い。あまり大きすぎるとカーブフィッティングや損切りしないシステムである可能性がある。
コツコツドカン
利益を小さく積み上げるが1回のトレードでうしなう損失が大きいため、今までに積み上げた利益のほとんどを失うようなトレード手法のこと。
EAにもこのタイプがあり、平均利益と平均損失を比較した時に平均損失が大きいほどコツコツドカン型の可能性が高い。
過剰最適化、カーブフィッティング
EAを作成する際にパラメータ、フィルタ、ロジックなどを相場に過剰に合わせて資産曲線をよく見せるように最適化させること。
過剰最適化されたEAは今後の相場に対応しきれずにパフォーマンスが悪くなる。
最適化
EAのロジック、フィルタ、パラメータなどの数値を過去の相場で利益が出るように設定すること。
MT4ではEAのパラメータに対して最適化を行う機能がある。
スプレッド耐性、スプ耐性
スプレッドが広がった時のEAパフォーマンスへの影響度合い。
スプレッド耐性の調べ方はバックテスト時にスプレッドを広げてバックテストし、資産曲線がどのように変化をするか観察すればよい。
耐性が小さいとバックテストと本番稼働の差異の原因になったり、ロジックの優位性の信頼度が下がったりする。
バックテスト
過去チャートを使用してEAの動作をチェックすること。
ほとんどのEAはバックテスト結果が一緒に公開されている。EAの特徴を知ることができる重要なデータとなるため確認は必須である。
フィルター
ルールを設けてEAの取引を制限する機能のこと。
多くのEAにはスプレッドフィルタやスリッページフィルタ、指標フィルタなどが搭載されており、パラメータでオンオフを切り替えることができる
フィルタを使用するかどうかの判断は個人の好みによる。
フォワードテスト
作成されたEAを実際の本番環境でテストすること。
稼げるEAか見極めるための重要なポイントの1つであり、フォワードテストで結果が出ないEAは基本的に使えないと思った方が良い。
VPS
PCとなるサーバーをレンタルできるサービスのこと。
自宅PCで自動売買をするには電源を常に付けっ放しにしておかなければならないため、
基本的にはVPSを使ってMT4えお常時稼働させることによって自動売買することになる。
MT4、MT5
FXトレードをするためのチャートソフト。
EAを稼働させるために必要になる。日本ではMT4が主流のため、MT4でEAを稼働させることが多い。
資産曲線
EAのトレードで資産がどのように変化するかを示したグラフのこと。
グラフを見ると勝てるEAかどうかが直感的にわかったり、EAの特徴がわかる。
ヒストリカルデータ
過去のチャートデータのこと。
バックテストを行うためにはヒストリカルデータを入手する必要がある。