自動売買(EA)に聖杯はあるのでしょうか?
今回は聖杯について考えてみたいと思います。
聖杯とは?
FXにおける聖杯とは全戦全勝に近い手法を指しており、これを使えば絶対利益が出るとされる手法のことを意味しています。
聖杯は存在しない?
私は自動売買には完璧な聖杯はないと思っていますが、、、
実は最近、聖杯は存在するものだという認識に変わりました。
ただ、聖杯を手に入れるためにはかなりの時間と努力、もしくは情報網が必要だということもわかりました。
じゃあ具体的にどのようなものが聖杯なのかというと、例えば業者のシステムの穴を突いてそこをトレードする等特殊な方法です。
もちろん、これは知っている人でなければできない手法になりますので、今回はこういった特殊な手法を抜きにして考えてみます。
特殊な方法抜きで聖杯を考える
先ほどは特殊な方法を使えば聖杯はあり得るとしましたが、通常のテクニカルなどを極めた先に聖杯はあるのか?について考えてみたいと思います。
EAにおいては私の経験上、誰が動かしても放置で勝てる完璧な聖杯というものは存在していません。最近になり放置していても勝てるEAや、スプレッドさえ小さくできれば勝てるEA等の存在を知りました。
しかし、こういったEAはなかなか手に入らないということもあり、探すのは一苦労します。
では普通の性能のEAを組み合わせて聖杯を作ることはできるのでしょうか?
実際、運用次第では聖杯に近いものを手に入れることが可能であると思っています。
聖杯を目指すには
聖杯を目指すにはそれなりに検証を重ねて自分だけの手法を確立する必要があります。
毎日の検証、記録、努力、努力、
ここは楽な道はありません。FXをしている限り努力し続ける必要があります。
聖杯となるかどうかは自分次第
聖杯が手に入らないからと言って諦める必要はありません。
もちろん勝ち続けることは難しいですが、正しい知識を身に着けて正しい運用をすれば勝つ可能性も上がります。
自転車の乗り方をいくら説明されても乗れるようにはならないのと同じで、自分で挑戦して経験して勉強して自分のものにしないと自動売買もうまくなりません。
私のブログでもできるだけ助けになる考えを記事にしていますので自動売買の知識として参考にしてください。
勝ってる人間は存在する
自動売買でも裁量売買でも買っている人間は存在しています。
勝っている人間が存在しているのですから絶対に勝てる聖杯は存在していないにしても、それぞれの人に合った聖杯というものは存在しているのではないでしょうか。
私も自動売買を始めた当初はまったく知識もなく的外れな運用をしていましたが、経験を重ねるごとにどのようなEAをどのように稼働すればいいのかというコツがなんとなくわかってきました。
このように日々積み重ねが聖杯への道になるのだと思います。
私の聖杯を紹介
私になりに努力して聖杯に近づけたポートフォリオがこちらです。
これでもまだ不安がありますので改良の余地はあります。
聖杯を見つけるのは諦めないこころが必要だということです。

聖杯に見えるEAは存在する
ここで聖杯に見えるEAのお話しです。
ある程度の期間無敗のEAなら存在しています。
しかしよく見るとそういったEAは損切りをしなかったり、損切り価格がかなり離れたところにあります。
損切りをしない分勝率が上がり、資産が増えているように見えるのです。
下の図はところどころに山もしくは谷が見えるEAのバックテストですが、このようなEAが損切をあまりしないナンピン型のEAになります。
ぱっと見ると勝ち続けていて聖杯のように見えますが、実際は途中でロットが多くなりかなりリスクをかなりとっています。
こういったシステムは破綻した時に大きな損失を出すので初心者にはオススメはできません。
こういったEAを稼働させるためには資金管理を徹底してやる必要があります。
聖杯を語るEAに注意
ここまで聖杯は存在すると主張してきましたが、聖杯を自ら語るEAはほぼほぼ詐欺なので注意してください。
わざわざ聖杯を他の人に販売するメリットがないことを考えればわかるかと思います。
自分がもし聖杯を手に入れたら他人に譲ったり、販売したいとは思わないでしょう。
聖杯EAはそうして詐欺に使われることが非常に多いです。
まとめ
どんな投資でもまずは経験をしないと勝てるようにはなりません。
マーケットの魔術師という書籍にでてくる大成功している投資家には失敗を経験している人が多く出てきます。
経験して失敗して失敗から学んでを繰り返して勝てるようになってきます。
どんなことでも1番は失敗から学んで次の行動を改善することです。
初心者はまず少額で自動売買をしてみて感覚をつかんできたらロットを大きくしていく運用方法をオススメします。
最初から無茶な金額でトレードをすると失敗するし、何も学べないまま撤退してしまいます。
以上から、聖杯は経験から積み上げて獲得していくものであると思います。