クオンツアナライザー(Quant Analyzer)は、MT4/MT5のバックテスト結果を読み込み、標準レポートでは見えない指標まで分析できる無料ツールです(開発元はStrategyQuant、有料のPro版もあり)。ただ、TOTAL PROFITやSQNスコアなど英語の項目がずらりと並び、どこを見ればいいか最初は迷います。

この記事では、無料版のダウンロード・インストールからMT4レポートの読み込みまでの導入手順と、Overview画面の全項目を「何を意味する数値か」「高い・低いとどう判断するか」の順に解説します。自分のEAの強みとリスクを自分で判断できるようになります。
なお、画面キャプチャは執筆時点のものです。バージョンによって表示が多少異なる場合があります。
Quant Analyzer(クオンツアナライザー)とは
Quant Analyzerは、MT4やMT5のバックテスト・フォワードテストのレポートを読み込んで分析する無料の外部ツールです。MT4のレポート機能だけでは見えない月別・時間帯別のパフォーマンスや、複数EAを合成した場合のポートフォリオ全体のリスクまで、幅広く分析できます。
海外ではEA開発者・トレーダーの間で定番の分析ツールとして知られており、単体のEAの弱点発見から複数EAの組み合わせ検討まで幅広く活用されています。
Quant Analyzerの中でも、左側メニューの「Analyze」画面にある「Overview」タブに表示される各項目の意味を扱います。
現行の無料版QuantAnalyzerは、開発元StrategyQuantが提供するBuild 4.9.4(2026年3月16日リリース)が最新版です。無料版でも基本的な分析機能は利用でき、より高度な分析やカスタマイズ機能が必要な場合は有料のプロ版が用意されています。
クオンツアナライザーで何ができる?
MT4のストラテジーテスターのレポートと比べて、QuantAnalyzerでは次の分析が追加でできます。
無料版には一部の機能に制限がありますが、期間別成績や各種指標の確認といった「EAの弱点を見つける」用途なら無料版で十分です。
クオンツアナライザーは無料版で足りる?PRO版との違い
無料版とPRO版で使える分析の種類は同じで、違いは一部機能で扱える取引数と戦略数だけです。公式サイトに掲載されている制限を表にまとめました。
価格は2026年9月時点の公式価格ページの表示です。EA自動生成ソフトStrategyQuant Xの上位ライセンス(Ultimate)を持っている場合は、QuantAnalyzer PROの権利も含まれています。
PRO版を検討するなら、月額と買い切りの分かれ目は単純な計算で出せます。月額29ドルを12か月払うと348ドルで、買い切りの349ドルとほぼ同額です。
1年以上使い続けるなら買い切り、ポートフォリオの検証など特定の作業の間だけ使うなら月額が向いています。
無料版の「取引の30%のみ表示」も、数字に直すと影響の大きさが見えます。取引1,000回のバックテストなら、資金管理シミュレーターで結果を確認できるのは300回分までです。
クオンツアナライザーのダウンロード方法(無料登録)
QuantAnalyzer導入の流れ
無料版は、公式サイトで名前とメールアドレスを登録すれば、インストーラーとライセンス番号の両方が手に入ります。
QuantAnalyzerの公式ダウンロードページにアクセスし、無料版の「Get Free QuantAnalyzer」(または「Free version」)をクリックします。画像は旧デザインで、当時は「FREE VERSION」という表記でした。

インストーラー自体はダウンロードページから登録なしでも取得できますが、起動時に入力するライセンス番号は無料の会員登録で発行されます。NameとEmailを入力して登録しましょう。
ライセンス番号は登録したメールアドレスに届くので、受信できるアドレスを使ってください。

登録が済んだらDownloadをクリックします。2026年9月時点の公式サイトで配布されているのは、Windows用の64bit版インストーラーだけです。
以前は32bit版もありましたが、いまのPCはほとんどが64bitなので、そのまま64bit版を選べば問題ありません。
- 対応OS:Windows(64bit)
- 最新バージョン:QuantAnalyzer 4のBuild 4.9.4(2026年3月16日リリース、2026年9月時点で最新)
- 費用:無料版は0円。PRO版(月額29ドル、または買い切り349ドル)にすると全機能が使える
※画面のデザインは公式サイトの更新で変わることがあります。ボタンの位置が違っても、「Free」「Download」の表記を目印にしてください。
クオンツアナライザーのインストール方法
ダウンロードした QuantAnalyzer_~.exe をダブルクリックするとインストールが始まります。特別な設定は不要で、下の画像のとおりNextを押して進めるだけです。
以前のQuantAnalyzer 3が入っているPCでは、上書きせずに別のフォルダへインストールするよう公式サイトが案内しています。





最後の画面で「Launch QuantAnalyzer 4」にチェックを入れてFinishを押すと、そのまま起動します。
初回起動とライセンス認証の手順
初回起動時にLicense Numberの入力を求められます。
会員登録時に届いたメールのライセンス番号を入力し、「Verify license」をクリックすると起動します。
- メールが届かない場合は迷惑メールフォルダを確認する
- 認証にはインターネット接続が必要
- ライセンスはPCに紐付くため、PCの買い替えやOSの更新後は、公式サイトのクライアントエリア(Dashboard)でライセンスをリセットしてから再認証する
クオンツアナライザーの使い方(MT4レポートの読み込み)
使い方の基本は、MT4でバックテストのレポートをHTMLで保存し、QuantAnalyzerの「Load report」で読み込むという2段階です。
読み込んだ時点で損益曲線と主要な指標が計算されます。残りの作業は、タブを切り替えて期間別の成績や最大ドローダウンを見ていくことだけです。
EAのバックテストレポートを保存する
まず、分析したいEAのバックテストをMT4で実行します。
テストが終わったら「レポート」タブで右クリックし、「レポートの保存」を選ぶと、HTML形式のファイルが保存されます。

バックテストのやり方から確認したい場合は以下の記事を参考にしてください。
併せて読む
MT4バックテストのやり方【初心者向け】EAの設定と結果の見方MT4でEAをバックテストするやり方を画像付きで解説。ヒストリカルデータの準備、ストラテジーテスターのモデル・スプレッド設定、モデリング品質90%の意味、PF・最大ドローダウンなど結果の見方までわかります。
QuantAnalyzerにレポートを読み込む
QuantAnalyzerを起動したら「Load report」をクリックし、先ほど保存したレポートのHTMLファイルを選択します。

下のような画面が開けば、解析の準備は完了です。

「Trade Analysis」タブを開くと、年別の成績や曜日別・時間帯別の損益をグラフで確認できます。プロフィットファクターなどの各種指標の一覧は、隣の「Overview」タブにまとまっています。

読み込んだ直後に確認したいのは、次の3点です。
- 曜日別・時間帯別の損益で、1つだけ大きくマイナスになっている枠がないか
- 年別の損益で、利益が特定の年に偏っていないか
- 最大ドローダウンの大きさと、回復までにかかった期間
たとえば金曜の損益だけが大きくマイナスなら、「金曜はEAを止める」という具体的な改善案が見えてきます。
レポートを読み込むと偏りが見える
MT4のレポートをHTMLで保存し、「Load report」で読み込む
金曜だけ大きくマイナス → 「金曜はEAを止める」という改善案が見える
※棒グラフの損益は説明用の架空の値です。
各タブと指標の意味は、次の「Overview」画面の章から全項目を解説します。
クオンツアナライザーが読み込めない・認証できないときは?
そもそもMT4のバックテストが動かず、読み込むレポートが作れない場合は、以下の記事で原因を切り分けてください。
併せて読む
MT4 EAのバックテストができない・動かない原因15と対処法MT4 EAのバックテストができない・動かない・結果がおかしい原因を15項目に整理。一瞬で終わる、取引0回、進捗が止まるといった症状から原因を絞り込み、ストラテジーテスターの確認方法と対処を項目ごとに解説します。
クオンツアナライザーの指標の見る場所
Overview:収益性・リスク
- 利益効率を見る
- PROFIT FACTOR・RETURN/DD RATIOなど
Overview:安定性・品質
- 再現性を見る
- R EXPECTANCY・SQNスコアなど
STATS:戦略の傾向
- Wins/Losses Ratio・Exposure・Stagnationなど
STATS:勝敗・トレード統計
- 勝敗数・平均損益・連勝連敗など
Trade analysis
- 時間帯・曜日別の傾向を見る
「Overview」画面の収益性・リスク指標(利益効率を見る)
ここでは、Overview画面の中でも「利益がどれだけ出ているか」「その利益に対してどれだけリスクを取っているか」を示す指標をまとめて解説します。
TOTAL PROFIT
TOTAL PROFITは、バックテスト終了時点で得られた純利益の合計を示します。
つまり、すべての取引が完了したあとに残った金額がプラスであれば利益、マイナスであれば損失です。
この数値には、すべての勝ちトレードと負けトレードの結果が含まれます。
バックテストの全期間を通してどれだけ資産が増減したのかを一目で確認できます。
# OF TRADES
# OF TRADESは、バックテスト期間中に発生したすべてのトレードの合計数を示しています。
ポジションのエントリーからエグジットまでを1トレードとしてカウントするため、たとえば1日に複数回売買していれば、その分だけ数は増えます。
この数値を見ることで、そのEAがどれだけ頻繁に売買しているか、つまりトレード頻度の傾向がわかります。
スキャルピングのような短期売買ではこの数が多くなるのが一般的です。
SHARPE RATIO(シャープレシオ)
シャープレシオは、投資の効率性を測るための代表的な指標です。以下の式で表されます。
(投資リターン − 無リスク利子率) ÷ 投資商品の年率リスク
つまり、「どれだけのリスクを取って、どれだけの利益を得られたか」を数値化したものです。
シャープレシオが意味することこの値が大きいほど、同じリスクでもより高い利益を出している=効率の良い投資と判断されます。
具体的には、値が高いと資産曲線が滑らかになり、ドローダウンも抑えられた安定した成績が期待できます。
一方で、値が低い場合は、利益が出ていてもその裏でリスクを取りすぎている可能性があり、運用の安定性には疑問が残ります。
あわせて読む
EAのシャープレシオとは?目安・計算方法とMT4/MT5での確認法EAのシャープレシオは、利益のばらつきに対してどれだけ効率よく稼げたかを示す指標です。計算式と月次損益での計算例、年率1.0・2.0の目安、MT4・MT5・QuantAnalyzerでの確認方法、ソルティノレシオとの違いを解説します。
PROFIT FACTOR(プロフィットファクター)
プロフィットファクターとは、トレーディングシステム全体の「利益効率」を示す指標です。
計算式は以下の通りです。
総利益 ÷ 総損失
この数値が大きいほど、「損失に対してどれだけ利益を上げられているか」が高いと評価できます。
たとえば、プロフィットファクターが1.1の場合、以下のように理解できます。
PF 1.1の具体例
- 総利益:100万円
- 総損失:90万9,000円
- プロフィットファクター:1.1
このように、100万円の利益を得る間に約90万9,000円の損失も出しており、手元に残る純利益は約9万1,000円しかない、という利益効率の低さが分かります。
合わせて読む
プロフィットファクター(PF)とは?EAの理想値・目安と計算方法EAのプロフィットファクター(PF)の理想値は1.2〜1.5が目安。総利益÷総損失の計算方法、勝率・リスクリワードとの関係、2.0超のPFが危ない理由、期待値やリカバリーファクターとの併用まで解説。
RETURN/DD RATIO
RETURN/DD RATIOは、純利益とドローダウンの比率です。
システムの「リスク対利益の効率性」を測るためのものであり、次のように評価できます。
RETURN/DD RATIOの値が高いということは、次のことを意味します。
- 少ないリスク(ドローダウン)で大きな利益を得ている
- システムの安定性が高く、安心して運用しやすい
- 資金効率が良い
たとえば、同じ100万円の利益を出していても、ドローダウンが10万円のシステムと50万円のシステムでは、前者の方が明らかに優れています。
RETURN/DD RATIOの比較(同じ利益100万円の場合)
ドローダウン10万円のシステム
- 利益100万円 ÷ DD10万円 = 10
- 少ないリスクで利益を出している
ドローダウン50万円のシステム
- 利益100万円 ÷ DD50万円 = 2
- リスクの割にリターンが少ない
これが数字で確認できるのがこの指標です。
値が低いとどうなのか?一方で、RETURN/DD RATIOが低い場合は以下のような傾向があります。
- ドローダウンの割に利益が少ない
- リスクの割にリターンが合っていない
- 精神的にも資金的にも運用が難しくなる可能性がある
このようなシステムは、一見利益が出ているように見えても、損失リスクの高さから継続運用には向かないケースが少なくありません。
WINNING PERCENTAGE
勝率のことです。全トレードのうち利益が出たトレードの割合を示します。
計算式は以下のとおりです。
勝率(%) = 勝ちトレード数 ÷ 全トレード数 × 100
たとえば、100回トレードをして60回勝った場合、勝率は60%になります。
DRAWDOWN
ドローダウンのことです。
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EAの最大ドローダウンとは?相対ドローダウンとの違いと目安EAの最大ドローダウンは、資産がピークから最も大きく減った金額です。相対・絶対ドローダウンとの違い、MT4レポートでの見方、必要資金を逆算する計算例、リカバリーファクターとの関係まで解説します。
%DRAWDOWN
ドローダウンの割合
DAILY AVG PROFIT
DAILY AVG PROFITは、トレード活動を行った日ごとの平均利益を表しています。
これは「1日あたりどれくらいの利益が出たのか」を示す重要な指標で、スキャルピングのように日単位で頻繁に取引する手法において特に参考になります。
MONTHLY AVG PROFIT
MONTHLY AVG PROFITは、バックテスト期間中の1か月あたりの平均利益を示します。
トレード頻度や期間の長さに関係なく、月単位でのパフォーマンスをざっくり把握するのに便利な指標です。
AVERAGE TRADE
AVERAGE TRADEは、1回のトレードあたりの平均損益を示します。
この数値を見ることで、トレード1回ごとにどれだけの利益または損失が出ているのかを把握できます。
ANNUAL %/MAX DD %
年率リターン(CAGR、%)を最大ドローダウン(%DRAWDOWN)で割った値です。1年あたりの利益率が、最大の資金の落ち込み率の何倍あるかを示し、高いほど小さな落ち込みで効率よく増えていることを意味します。
「Overview」画面の安定性・品質指標
ここでは、「その利益が偶然ではなく再現性のあるものか」を評価するための指標をまとめて解説します。
R EXPECTANCY(R期待値)
R期待値、タープの期待値
R EXPECTANCY(R期待値)は、「1回のトレードで、どれだけリスクに対してリターンを得られているか」を数値化した指標です。
「(平均利益 × 平均勝率 + 平均損失 × 平均負率) / 平均損失の絶対値」
で計算されます。
• R期待値が大きい場合
1回のトレードにおけるリスク(損失)に対して、得られる利益が大きいということです。
つまり、「リスク効率の良い戦略」と判断できます。
• R期待値が小さい場合
リスクに対するリターンが低く、トレード戦略としての効率が悪いと判断できます。
継続的な運用には慎重になるべきです。
この指標は単に勝率が高いだけでは意味を持ちません。
例えば、勝率が高くても1回の損失が極端に大きければ、R期待値は低くなります。
したがって、バックテストやフォワードテストにおいてこの数値が高い戦略は、リスクに見合うリターンを得やすいと考えられます。
戦略選定時の重要な比較ポイントとして活用しましょう。
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EAの期待値とは?計算式とPF・破産リスクの関係を計算例で解説EAの期待値は「勝率×平均利益−敗率×平均損失」で求めます。MT4レポートの期待利得との対応、PF・リスクリワードからの換算、期待値がプラスでも破産する理由を、電卓で再現できる計算例で解説。タープのR期待値も紹介します。
R EXPECTANCY SCORE(R期待値スコア)
R EXPECTANCY SCORE(R期待値スコア)は、トレード戦略の有効性をより実践的な視点で評価するための指標です。計算式は以下の通りです。
「R-Expectancy * 年間平均トレード数」
で計算されます。
この指標では、単に1回あたりの平均リターン(R-Expectancy)を見るだけでなく、それが年間で何回繰り返されるかまでを含めて評価します。
たとえば、R-Expectancyが「0.5」で、年間平均トレード数が「100回」の場合、
• 0.5 × 100 = 50
つまり、理論上その戦略は年間で「50R」の利益が見込めるということになります。
R期待値スコアの計算例
- トレードの質 × トレードの量が合わさった成果
- 同じR-Expectancyでも、取引回数が多ければパフォーマンスは上がる
- 一方で、R-Expectancyが高くても取引回数が極端に少ないとスコアは伸びない
STR QUALITY NUMBER
STR QUALITY NUMBERは、トレーディングシステムの「品質」を評価するためのものです。SQN(System Quality Number)の一般的な解釈は以下の通りです
SQN SCORE(SQNスコア)
SQNスコア(SQN SCORE)は、STR QUALITY NUMBER(SQN)を補正した評価値です。
STR QUALITY NUMBERにテスト期間の長さとトレード数を反映させた値
です。公式ドキュメントでは、STR QUALITY NUMBERがテスト期間の長さとトレード数を考慮しないため、SQN SCOREも用意していると説明されています。
これは、トレードの安定性と一貫性を評価するためのもので、単なる勝率や利益額よりもシステム全体のバランスを重視した指標です。
SQNの評価基準(参考)次の目安は、公式ドキュメントがSTR QUALITY NUMBER(SQN)について示しているものです。SQNスコアは同じEAでもSQNと値が大きく変わるため(記事冒頭の画面ではSTR QUALITY NUMBERが3.01、SQN SCOREが1.23)、この表はSQNの目安として読み、SQNスコアは複数のEAを同じ条件で比べる物差しとして使いましょう。
SQN・SQNスコアとも、高いほど損益のばらつきに対して平均利益が大きく、安定したシステムと判断されます。
STATS:戦略の傾向を見る指標
Overview画面の下部にある「STATS」欄のうち、EAの戦略としての傾向(保有時間・連勝連敗・停滞期など)を示す指標をまとめて解説します。
Wins/Losses Ratio
Wins/Losses Ratio(勝敗比率)は、トレードの成果を評価する上で重要な指標です。
この値は、勝ちトレードの数を負けトレードの数で割ったものを意味します。
たとえば、10回のトレード中に7回勝ち、3回負けた場合、この比率は 7 ÷ 3 = 2.33 となります。
どんな意味を持つのかこの数値が高いほど、トレードの成功率が高いことを示しています。
ただし、比率が高いからといって必ずしも利益が大きいとは限りません。
逆に、勝率が低くても1回あたりの利益が大きければトータルで勝つこともあります。
Payout Ratio(Avg Win/Loss)
平均利益と平均損失の割合
Payout Ratioは、「平均利益 ÷ 平均損失」で求められる指標です。
この比率は、1回あたりの取引でどれくらいの利益を得られているか、あるいは損失が大きいかを把握するための重要な目安になります。
Payout Ratioが高い場合- 平均的に損失よりも利益が大きいことを意味します。
- 勝率がやや低くても、トータルでプラスになりやすいです。
- たとえば、勝率が50%でも、Payout Ratioが1.5であれば、十分な利益が期待できます。
- 平均損失が平均利益より大きいということです。
- 勝率が高くなければ、収益はマイナスになりやすいです。
- たとえば、Payout Ratioが0.7だと、勝率がおよそ59%(1 ÷ 1.7)を超えないと収益はプラスになりません。
Average#of Bars in Trade
1トレードのローソク足の平均数
Average# of Bars in Tradeは、1回のトレードが何本のローソク足にまたがっていたかの平均を示す指標です。
これは「そのトレードがどれくらいの時間、ポジションを保有していたか」を表すものです。
どういう意味があるのか?この数値が小さいほど、ポジションの保有時間が短い=スキャルピングやデイトレード向きの戦略という傾向があります。
逆に大きい場合は、数日間ポジションを持ち続けるスイングトレード寄りの戦略と判断できます。
本数を時間に直すには、EAが使う時間足を掛けます(5分足で12本なら60分、1時間足で12本なら12時間)。同じ本数でも時間足で意味が変わるため、5分足のEAを例にすると次のように解釈できます:
Average # of Bars in Tradeの読み方(5分足の場合)
12本未満
- 1時間未満で決済
- スキャルピング寄り
12〜288本
- 1時間〜1日で決済
- デイトレード寄り
288本以上
- 1日以上保有
- スイングトレード寄り
- 12本未満:1時間未満で決済されるスキャルピング寄りの戦略
- 12〜288本:1時間〜1日で決済するデイトレード寄りの戦略
- 288本以上:1日(288本=24時間)以上保有するスイングトレード寄りの戦略
AHPR
AHPR(平均保有期間利回り)は、1回のトレードごとの平均リターンを示す指標です。
トレードの勝ち負けをすべて考慮し、保有期間ごとにどれくらいのパフォーマンスを出しているかを数値化します。
Z-Score(Zスコア)
Zスコアは、トレードの「勝ち負けの流れ」にパターンがあるかを測るための指標です。
もっと具体的に言えば、「勝ちと負けが交互にやってくるのか、それとも連続しやすいのか?」を数値化してくれます。
Zスコアの値が意味すること• Zスコアが正の場合
勝ちと負けが交互に現れやすい傾向があります。
たとえば、1回勝てば次は負けやすく、負けたら次は勝ちやすい、というサイクルが起こっている可能性があります。
• Zスコアが負の場合
勝ちが続いた後にまた勝ちやすく、負けもまた連続しやすい傾向があります。
つまり、トレード結果が「連勝・連敗」の形になりやすいことを示しています。
Zスコアの正・負と勝ち負けの並び方
※勝=勝ちトレード、負=負けトレード、切替=勝敗が入れ替わった回数。12トレードの並びは説明用の架空の例です。
Zスコアの傾向を知ることで、次のような判断材料になります。
交互傾向(正のZスコア)- 勝った後のトレードに慎重になる
- 負けた後にエントリーしやすい状況を探す
- 勝ちの流れに乗る意識を強める
- 負けが続く場合はポジションを抑える判断につなげる
このようにZスコアは、過去のトレードの流れから「今後の勝率変動に対するリスク感覚」を養うための手がかりになります。
数値の大小だけで全てを決めるものではありませんが、相場のクセを読む一つの指標として押さえておくと便利です。
Z-Probability
Z-Probabilityは、Zスコアがどの程度信頼できるかを示す統計的な指標です。
具体的には、Zスコアを標準正規分布に当てはめ、偶然だけでそのZスコア以上の値が出る確率(上側確率)が表示されます。記事冒頭の画面ではZスコア2.71に対してZ-Probabilityは0.34%です。0%や100%に近いほど勝ち負けの並びが偶然では説明しにくい偏りを持ち、50%付近なら偶然の範囲と考えられます。
Expectancy
Expectancy(期待値)は、1回のトレードあたりに平均してどれだけの利益が見込めるかを示す指標です。
これは、トレードの勝率やリスクリワード(損益比)を考慮した上で計算されます。
期待値がプラスであれば、長期的には利益が見込める戦略と判断できます。
計算式の基本期待値は以下のように計算されます。
(勝率 × 平均利益)−(負け率 × 平均損失)
期待値の見方- 0より大きい:トレードを続ければ続けるほど利益が積み上がる可能性がある
- 0に近い:利益と損失が拮抗しており、安定性に欠ける
- 0未満:そのまま続けると損失が蓄積していく可能性が高い
Deviation
Deviation(標準偏差)は、バックテスト結果におけるトレードのばらつきを示す指標です。
これは、トレードごとのリターンが平均からどれだけ離れているかを示すもので、ばらつきが大きいほど数値も大きくなります。
つまり、Deviationが大きい=トレード結果の変動が激しい=リスクが高いということになります。
具体的な見方- 数値が小さい:勝ち負けのブレが少ない、安定したトレード
- 数値が大きい:勝ち負けの差が大きく、結果にムラがある
例えば、利益の出たトレードと損失の出たトレードの差が極端に大きいと、標準偏差も大きくなります。
逆に、トレードごとのリターンが一定の範囲に収まっていれば、Deviationは小さくなります。
Exposure
価格の変動リスク
Exposure(エクスポージャー)は、テスト期間全体のうち、ポジションを保有していた時間の割合を表す指標です。市場にどれだけの時間さらされていたか、つまり価格変動リスクにどれだけ身を置いていたかの目安になります。
実際のリスクとの関係Exposureが高ければ高いほど、市場の急変に巻き込まれる可能性も高まります。
ただし、Exposureが低すぎると、そもそもエントリーの機会が少ない可能性があるため、パフォーマンスにも影響します。
EAのロット数の決め方|リスク1%・最大DD・複利を計算例で解説EAのロット数は「口座残高×リスク%÷(損切り幅×1pipsの価値)」で決めます。リスク1%と最大DDからの計算例に加え、MT4でEAのロットを変更する手順、固定ロットと複利の切替、変更が反映されないときの確認点も解説します。
Stagnation in Days
Stagnation in Daysは、バックテストにおける資産曲線が過去の最高利益を更新できずに停滞していた期間のうち、最も長かったものを日数で示す指標です。
この「停滞」とは、以下の2つの状態を含みます:
- 資産曲線が横ばいで推移している(利益が出ていない)
- 一時的にドローダウンしている(損失が続いている)
つまり、ある時点の最高利益を付けてから、それを再び更新するまでにかかった日数のうち、最長のものがStagnation in Daysです。
この数値が長ければ長いほど、戦略が安定して利益を伸ばせなかったことを示します。
そのため、トレーダーにとってはメンタル的な耐久力が試される期間です。
Stagnation in %
Stagnation in %(停滞期の割合)は、バックテスト期間全体に対して、最も長い停滞期間(Stagnation in Days)が占める割合を示す指標です。
言い換えると、「最も長くピークを更新できなかった期間が、テスト期間のどれくらいを占めていたか」をパーセンテージで表したものです。記事冒頭の画面では、Stagnation in Daysが1,956日、Stagnation in %が41.37%で、約13年のテスト期間の4割以上を1回の停滞が占めていたことになります。
この数値が高いということは、トレードが長期間うまくいっていなかった、もしくは資産が伸び悩んでいたことを意味します。
逆に低ければ、資産が比較的スムーズに増えていたことが分かります。
• Stagnation in %が高い場合
その手法では利益が出るまでに時間がかかる傾向があります。
実運用でメンタルが削られる要因になります。
• Stagnation in %が低い場合
定期的に資産のピークが更新されているため、成長のテンポが安定していると判断できます。
戦略を選ぶ際、単に「利益が出ているか」だけでなく「その利益がどのような時間軸で積み上がっているのか」を把握することはとても重要です。
Stagnation in %を見ることで、「利益を得るまでにどれだけ我慢が必要か」をあらかじめ知る手がかりになります。
STATS:勝敗・トレード統計の指標
ここでは、「STATS」欄のうち勝ち負けの回数や金額そのものを示す、より基礎的なトレード統計の指標をまとめて解説します。
#of Wins
#of Winsは、バックテスト期間中における勝ちトレードの総数を示す指標です。
勝ちトレードとは、エントリーから決済までの結果がプラスで終わった取引のことを指します。
#of Losses
#of Lossesは、「損失となったトレードの回数」を表します。of Lossesの数が多いからといって、必ずしも手法が悪いとは限りません。
#of Cancelled/Expired
#of Cancelled/Expiredは、設定したトレード条件に基づいて発注されたものの、実際に成立しなかったトレードの件数を示しています。
具体的には、以下の2つの状況が含まれます。
キャンセルされたトレード
エントリー条件が満たされたタイミングで発注が行われたものの、手動またはシステムによってキャンセルされた場合が該当します。
たとえば以下のようなケースです。
- 条件が変化してエントリーの根拠がなくなった
- 他のポジションとの兼ね合いで発注を見送った
- ストラテジーのルールでキャンセルが指定されている
発注後、一定時間内に約定しなかったために自動で無効になったトレードです。
これは特に指値・逆指値などの待機注文に有効期限を設定している戦略でよく見られます。例としては次のようなものがあります。
- 指値に届かずにエントリーできなかった
- 指定された有効時間内に条件が満たされなかった
Gross Profit
Gross Profitとは、バックテスト期間中に獲得したすべての利益の合計を指します。
これは、損失を含めない純粋な利益部分のみを合算したものです。
この数値は、戦略がどれほど稼ぐ「ポテンシャル」を持っているかを判断する材料です。
Gross Loss
Gross Lossは、バックテスト期間中に発生したすべての負けトレードの損失金額の合計を示します。
Average Win
Average Winは、勝ちトレード1回あたりの平均利益額を示しています。
この数値を見ることで、利益が出たトレードがどれくらいの金額を稼いでいるかを把握できます。
たとえば、トレード戦略が頻繁に勝っていても1回ごとの利益が小さい場合、全体としてのリターンは思ったほど大きくなりません。
一方で、勝率がそこまで高くなくても、Average Winが大きければ全体として利益が積み上がりやすくなります。
Average Loss
Average Lossは、負けトレード1回あたりの平均的な損失額を示す指標です。
バックテストの損益データの中から、損失を出したトレードのみを対象として、その損失額の平均を算出しています。
Largest Win
Largest Winは、バックテスト期間中に記録された1回のトレードにおける最大利益額を示しています。
この指標を確認することで、「最も利益が出たトレードがどれほどのインパクトを持っていたか」が把握できます。
Largest Loss
Largest Lossとは、バックテスト期間中に記録された1トレードあたりの最大損失額を示す指標です。
この数値は、損切りが適切に機能しているか、またはリスク管理が甘く大きなドローダウンを被っているかを判断する重要な材料です。
この数値が大きすぎる場合は要注意です。リスクリワード比や勝率が良くても、一度の負けで口座全体に大打撃を与えるリスクがあるため、実運用には向きません。
逆に、ある程度コントロールされた範囲の損失で収まっていれば、安定性のあるストラテジーといえます。
Max Consec Wins
Max Consec Winsは、連続して勝ったトレードの最大数を示します。
つまり、トレードの履歴の中で、勝ちトレードが何回連続したか、その最大記録です。
この数値が大きいほど、好調が続きやすい戦略であることを示します。ただし、連勝数だけで好調が続くとは判断できないため、Avg Consec Winsの値とあわせて確認することが重要です。
Max Consec Losses
Max Consec Lossesは、連続して負けたトレードの最大数を示します。
つまり、トレードの履歴の中で、負けトレードが何回連続したか、その最大記録です。
• メンタル負荷の予測
実運用中にこの最大連敗数が発生した場合、トレーダーがどれほどのストレスを感じる可能性があるかの目安になります。
例:Max Consec Losses が「8」なら、8回連続で損失を出す局面が起こり得ます。
• ドローダウンとの関係性
連敗数が多ければ、それに比例してドローダウン(資金の減少幅)も大きくなりやすいです。
この指標と合わせて「最大ドローダウン(Max Drawdown)」をチェックすることで、より現実的なリスク評価ができます。
Avg Consec Wins
Avg Consec Winsは、取引戦略におけるどれだけ連勝しやすいかを示す指標です。
たとえば、この値が「3.2」の場合、平均して約3回の連勝が続くという意味になります。
この数値が高いほど、連続して勝ちやすい傾向があるといえます。
ただし、ここで注意すべき点があります。連勝数が多いからといって必ずしも「良い戦略」とは限らないということです。
連勝が続いたあとに大きな損失が出るような戦略であれば、結果として資産が増えにくい可能性もあります。
Avg Consec Loss
Avg Consec Lossは、連続で損失が出たトレードの平均回数を示す指標です。
たとえば、損切りが3回続いた後に利益が出るというパターンが繰り返されていた場合、その「3回」という数字が記録されます。
そしてそのような連敗のパターン全体の平均がこの値として表示されます。
この指標は、精神的・資金的な耐久力を把握するためのヒントになります。
連敗が続くと、不安や焦りが生じやすくなります。ルールを守れなくなるトレーダーも多いため、自分がどの程度の連敗に耐えられるかを事前にシミュレーションしておくことが重要です。
Avg # of Bars in Wins
Avg # of Bars in Winsは、「勝ちトレードにかかった時間的な長さ」を示す指標です。
具体的には、勝ちトレード1回あたりに形成されたローソク足(Bars)の平均本数を表しています。
ローソク足1本=一定の時間を表す例えば、5分足チャートを使用している場合、ローソク足1本は5分間です。
よって、この数値が「6」なら、勝ちトレードの平均所要時間は「30分」ということになります。
• 短い数値 → スピーディーな決済傾向
これは、スキャルピングや短期トレード戦略に多く見られる傾向です。すぐに利益確定していることを意味します。
• 長い数値 → ポジションを長く保有する傾向
トレンドフォロー型やスイングトレード戦略など、利益を伸ばす設計の戦略では、平均バー数が多くなる傾向があります。
Avg # of Bars in Losses
Avg # of Bars in Lossesは、「負けトレードにおけるローソク足の平均本数」を示す指標です。
具体的には、損失となったトレード1回あたりに形成されたローソク足(Bars)の平均本数で表しています。
たとえば、1時間足のチャートでこの数値が「4」であれば、負けたトレードは平均して4時間ポジションを保有していたという意味になります。
Trade analysisで時間帯・曜日別の傾向を見る
ここまで解説してきた指標は、すべて「Analyze」画面の「Overview」タブに表示されるものです。Quant Analyzerには、もう一つ「Trade analysis」というタブもあります。
Trade analysisでは、月別・曜日別・時間帯別のパフォーマンスをグラフで視覚的に確認できます。
代表的なグラフには以下のようなものがあります。
- P/L by hour:時間帯ごとの損益を確認できる
- P/L by weekday:曜日ごとの損益を確認できる
たとえば、特定の時間帯だけ極端に成績が悪いことがグラフで一目でわかれば、その時間帯を取引対象から外すといったフィルター条件の見直しに活用できます。
Overview画面の数値だけでは気づきにくい「苦手な時間帯・曜日」の傾向を把握するうえで、あわせて確認しておきたい機能です。
指標をどの順番で確認すべきか
ここまで解説してきた指標は数が多く、どこから見ればいいのか迷いやすいので、確認する順番の目安を整理しておきます。
- ①利益効率とリスクの大枠を見る:PROFIT FACTORとRETURN/DD RATIOで、そもそも利益に対してリスクが見合っているかを確認する
- ②安定性・再現性を見る:SQNスコアとR EXPECTANCY SCOREで、その利益が偶然の結果ではなく再現性のあるものかを確認する
- ③メンタル耐性を見積もる:Max Consec LossesとStagnation in Daysで、実運用中にどれだけの連敗・停滞に耐える必要があるかを確認する
3つの段階の流れを図にすると、次のようになります。
指標を見る3段階の判断フロー
①だけを見て「利益が出ているから良いEA」と判断すると、②や③で運用に耐えられない弱点を見落としてしまうことがあります。3つの段階を順に確認する習慣をつけましょう。数値の良し悪しだけでなく、「自分がそのEAを実運用で使い続けられるか」まで判断しやすくなります。
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よくある質問
Q1. Quant Analyzer(クオンツアナライザー)とは何ですか?
A1. MT4・MT5のバックテストやフォワードテストのレポートを読み込み、月別・時間帯別のパフォーマンスや複数EA合成時のリスクまで分析できる無料の外部ツールです。開発元はStrategyQuantで、海外のEA開発者・トレーダーの間で定番として使われています。
Q2. Quant Analyzerの使い方は?
A2. まず公式サイトで無料会員登録してダウンロード・インストールし、ライセンス認証を行います。次にMT4でバックテストを実行し、「レポート」タブから「レポートの保存」でhtm形式のファイルを出力します。最後にQuant Analyzerの「Load Report」でそのファイルを読み込むと、「Analyze」画面の「Overview」タブに分析結果が一覧表示されます。
Q3. TOTAL PROFITとは何を意味しますか?
A3. バックテスト終了時点で得られた純利益の合計です。すべての勝ちトレードと負けトレードの結果を含み、プラスなら利益、マイナスなら損失を意味します。
Q4. プロフィットファクター(PROFIT FACTOR)の目安はどのくらいですか?
A4. 総利益を総損失で割った値で、1を超えれば利益が出ていることを意味します。数値が大きいほど損失に対する利益効率が高いと評価できます。
Q5. SQNスコア(SQN SCORE)の評価基準は?
A5. 公式ドキュメントが示す目安はSTR QUALITY NUMBER(SQN)に対するもので、1.6〜1.9は平均以下だが取引可能、2.0〜2.4は平均的、2.5〜2.9は良好、3.0〜5.0は優れている、5.1〜6.9は優秀、7.0以上は聖杯レベルです。SQNスコアはテスト期間の長さとトレード数を反映させた別の値で、SQNと値が大きく変わるため、複数のEAを比べる物差しとして使います。
Q6. Quant Analyzerは無料で使えますか?
A6. はい、無料版は0円で使えます。期間別の成績や各種指標、モンテカルロ分析まで利用でき、資金管理シミュレーターなど一部の機能だけ、表示できる取引数や戦略数に制限があります。
Q7. Trade analysisタブでは何がわかりますか?
A7. 月別・曜日別・時間帯別のパフォーマンスをグラフで確認できます。P/L by hourで時間帯ごとの損益、P/L by weekdayで曜日ごとの損益を視覚的に把握できます。
Q8. QuantAnalyzerはMacで使えますか?
A8. 2026年9月時点で公式サイトが配布しているのはWindows用の64bit版インストーラーだけで、Mac用のインストーラーはありません。
Q9. 32bit版のQuantAnalyzerはダウンロードできますか?
A9. できません。公式ダウンロードページで配布されているのは64bit版のみです。以前は32bit版もありましたが、現在は提供されていません。
Q10. MT5のレポートもQuantAnalyzerで読み込めますか?
A10. 読み込めます。2026年3月のBuild 4.9.4の更新履歴にもMT5のステートメント読み込み機能の修正が含まれており、同じビルドでTradingViewのデータを読み込む機能も追加されました。
Q11. PCを買い替えたらQuantAnalyzerのライセンスはどうなりますか?
A11. ライセンスはPCのハードウェアに紐付いているため、PCの変更やOSの更新後に「License is not valid for this computer」と表示されることがあります。公式サイトにログインし、クライアントエリアのDashboardでライセンスをリセットすると使えるようになります。
Q12. QuantAnalyzer PRO版の価格はいくらですか?
A12. 2026年9月時点で、月額29ドルのサブスクリプションか、買い切り349ドルのどちらかです。月額12か月分(348ドル)と買い切りがほぼ同額なので、1年以上使うなら買い切りが割安です。
まとめ
Quant AnalyzerのOverview画面に並ぶ各指標は、どれか一つだけを見て判断するものではありません。
PROFIT FACTORやRETURN/DD RATIOは「利益効率」「リスク対効果」を示す指標です。SQNスコアは「安定性」を示す指標です。この2種類を組み合わせて見ることで、そのEA・手法の本当の強みとリスクが見えてきます。
本記事で解説した各項目の意味を手がかりに、ぜひ自分のEAや手法のバックテスト結果を見直してみてください。
※本記事は情報提供を目的としたもので、特定のEA・金融商品の売買を推奨するものではありません。FX(外国為替証拠金取引)は元本が保証されておらず、レバレッジにより預けた証拠金を上回る損失が発生する可能性があります。記事内の成績・数値は過去の実績であり、将来の利益を保証するものではありません。投資の最終判断はご自身の責任でお願いします。
