QuantAnalyzerで相関性を調べEAのポートフォリオを組もう

EAのポートフォリオを組む際に似ているEAを稼働させるとリスクが高くなり、ポートフォリオの意味がなくなってしまいます。こういったことを避けるためにEAは時間、通貨ペア、ロジック、作成者などを分散してなるべくエントリーが被らないようにポートフォリオを組んでいきたいところです。

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相関性とは

2つの事象の関連性のことです。例えば片方の値が1増えるともう片方の値も1増えるような関係を相関関係があるという表現をします。相関関係は相関係数と呼ばれる値で表すことができます。相関係数は-1から1の間の値をとります。

相関係数1:相関関係が強いということを表しています。
相関係数0:相関関係がまったくないということを表しています。
相関係数-1:相関関係が真逆であるということを表しています。

EAで言う相関関係とは?

A、Bと二つのEAがあったとします。1日にAのEAが利益を上げるとBのEAも利益を上げやすく、AのEAが損失を出すと、BのEAも損失を出しやすいような状態はAとBの相関関係が強い状態と言えます。また、同じ日にAのEAがポジションを持つと、BのEAもポジションを持ちやすいという状態も相関関係が強い状態と言えます。

QuantAnalyzerでEAの相関性を調べる

QuantAnalyzerというソフトを使えばEAがどのくらい相関性があるのかを調べることができます。

QuantAnalyzerのインストール方法はこちらを参照

まずは相関性を調べたい複数EAのバックテスト結果をQuantAnalyzerに取り込みます。すると下に用に取り込んだ結果が表示されると思います。まずは相関性を調べたい2つのEAを選択してcreate portfolioボタンを押しましょう。

すると下のようにポートフォリオ結果が作成されます。

・次に作成されたポートフォリオをダブルクリックします。
・portfolio correlationタブを選択します。
・correlation byで相関関係を調べる期間を指定できます。今回はデフォルトの日単位にします。
・correlation ofで何についての相関関係を調べるかを選択します。今回はデフォルトの profit/loss にします。
・computeボタンをクリックします。

以上でEAの相関関係を出力することができます。今回出力した相関係数は緑の背景の部分の数字になります。

QuantAnalyzerでは相関係数が0.4以下の場合に相関が低いと表現されています。ただし、体感だと0.4は相関性が高いように感じることが多いのでもう少し低い値したほうがいいでしょう。

相関の種類

相関関係を調べる際にいくつかのアプローチがあります。デフォルトは日単位の損益の相関関係です。ちゃんと調べようと思うならあらゆる相関関係を調べて相関性が低いことを確認しなければいけません。

相関性を調べることができる項目は以下の通り。

profit/loss
損益です。

number of closepositions
クローズされたポジションの数で、ロングとショートの取引が区別されます。

number of closetrade
クローズされたトレード数でロングとショートの区別なしです。

number of openpositions
オープンポジションの数でロングとショートの取引が区別されます。

number of opentrades
オープントレード数でロングとショートの区別なしです。

number of 〜tradesはロング、ショートを区別しないので、使い道が難しいところです。

しっかりと相関性を確認したい場合は、最低でも3つ(profit/loss、number of closepositions、number of openpositions)の相関性を全期間で調べてみて相関性が低いことを確認すべきでしょう。

なぜそこまで確認しなくてはならないのか?
例として下記のようなケースが考えられます。

・日単位で相関性が低くても月単位で相関性が高かったら相関性が低いとは言えなくなってしまう。

・利益の相関性が低くてもopen tradesの相関性が高ければ同じ方向のポジションを抱えることが多い。(リスクが高い状態)

さらに相関性の数字をクリックすると相関性の詳細を見ることができます。

上で実際に表示した内容は 損益の相関性です。日単位で2つのEAのそれぞれの損益を見ることができます。

まとめ

今回はEAの相関の考え方と求め方について紹介しました。自分の稼働しているEAの相間を一度調べて相関が強くなっていないか確認をしてみましょう。

相関性が低くてもトレードが被らないとは限りません。相関性を調べた結果どういった戦略でポートフォリオを構築するかが大事です。