FXトレーディングで話題の「ピラミッティングEA」って、もしかして気になっていませんか?
「本当に稼げるのかな?」と疑問に思うこともあるでしょう。
そんなあなたのために、今回の記事ではピラミッティングEAの検証結果を公開します。
実は私も興味津々で、さっそくピラミッティングEAを詳しく検証してみました。
この記事では私のリアルな検証結果をもとに、ピラミッティングEAが稼げるのかどうか、そしてその効果やリスクについて詳しくお伝えします。
ピラミッティングとは?
ピラミッティングとはトレンド方向にポジションを買いましていく手法です。
利益が乗ったら追加でポジションを取る、さらに利益が乗ったらさらに追加でポジションを取るという感じでどんどん追加のポジションを取っていく手法になります。
まるでピラミッドを積み上げていくみたいなので「ピラミッディング」って呼ばれています。
この手法はざっくり言うとナンピンの逆バージョンみたいなイメージです。

ナンピンが人を破滅させる手法であるならば、その逆は爆益になるような手法なのではと思い今回検証に致りました。
ピラミッティングのメリットは?
ピラミッティグはトレンドが出続けている限り利益を増やし続けることができます。
ナンピンは含み損がある状態でポジションを増やしていきますが、ピラミッティングは含み益がある状態でポジションを追加するので、リスクを抑えることができます。
含み損がどんどん増えていくみたいな恐怖はありません。
ピラミッティングのデメリットは?
ピラミッティグはトレンドが出ていないとジリ貧になりやすいです。
また、ポジションを追加していく手法ですので、決済ポイントを誤ると逆に損失が大きくなってしまいます。
ピラミッティングの種類
順ピラミッティング
順ピラミッティングとは、追加のポジションを取る際に、徐々にロットを減らしていく手法です。これによりリスクを抑えつつ、利益を積み上げることができます。
逆ピラミッディング
逆ピラミッティングは、追加のポジションを取る際にロットを徐々に増やしていく手法です。
大きな利益を狙うことができますが、その分リスクも高くなります。
イコールポジション
イコールポジションは、追加のポジションを同じロット数で増やしていく手法です。
リスクとリターンのバランスを一定に保ちながらポジションを増やす方法です。
ピラミッティングのEAを試す
まずは適当にパーフェクトオーダーを使って一定値幅で追加ポジションを取るピラミッティングEAを作ってみます。
クローズする条件は保有しているポジションの合計損益がマイナスになったら決済、TPに達したら決済としてみます。
これにより、ポジションを追加で持っても、リスクを抑えることができます。すると想定通り逆コツドカみたいなEAができました。
ここでわかった課題は追加でポジションを持つ際になるべく安いところで追加しないとすぐに逆行で利益が消えてしまうことです。
トレンドが出ていたらトレンドの押し目でポジションを持つようにピラミッティングしていく必要があります。
順ピラミッティング

逆ピラミッディング

イコールポジション

ピラミッティングのソース
ピラミッティングの参考ソースです。
現在の保有ポジションからロット数を取得しにいって、保有しているロット数(LongLastlot 、ShortLastlot )に一定倍率を掛けて次のポジションを持つようにします。
// 買いポジションを保有している場合
for(int i = OrdersTotal() - 1; i >= 0; i--) {
if(OrderSelect(i, SELECT_BY_POS, MODE_TRADES)) {
// マジックナンバーが一致する場合
if(OrderMagicNumber() == MagicNo) {
// 通貨ペアが一致する場合
if(OrderSymbol() == Symbol()) {
// 買いの場合
if(OrderType() == OP_BUY) {
// 逆ピラミッティングの場合
if(gyaku){
if(LongLastlot < OrderLots()){
LongLastlot = OrderLots();//最後に新規約定したロングポジションlot数
}
}
// 順ピラミッティングの場合
else if(jyun){
if(LongLastlot > OrderLots()){
LongLastlot = OrderLots();//最後に新規約定したロングポジションlot数
}
}
if(OrderOpenPrice() >= HI || HI == 0){
HI = OrderOpenPrice();
}
}
// 売りの場合
else if(OrderType() == OP_SELL) {
// 逆ピラミッティングの場合
if(gyaku){
if(ShortLastlot < OrderLots()){
ShortLastlot = OrderLots();//最後に新規約定したロングポジションlot数
}
// 順ピラミッティングの場合
} else if(jyun) {
if(ShortLastlot > OrderLots()){
ShortLastlot = OrderLots();//最後に新規約定したロングポジションlot数
}
}
if(OrderOpenPrice() <= LOW || LOW == 0){
LOW = OrderOpenPrice();
}
}
}
}
}
}
ピラミッティングのEA
ピラミッティングのEAがないかゴゴジャンで探したところ、ありました。
このEAはセットした瞬間から両建てでポジションを持って、トレンドがでたら順次ピラミッティングしていくEAのようです。
おそらく半裁量での運用になるんじゃないかなと予想しています。
トレンドが予測できる方でピラミッティングしたい方は使ってみてもよいのかなと思います。
まとめ
ピラミッティングはベースとなる手法が優位性がある前提が必要でした。
ただ闇雲にピラミッティングを使ってもリスクが大きくなるばかりで有効とは言えません。
よって優位性があるトレンドフォロー系のEAと組み合わせることで効果を発揮するのではないかと考えています。
いつかトレンドフォロー系のEAに取り入れた結果も紹介したいと思います。