パーフェクトオーダーとは
下のように短期、中期、長期の移動平均線が「短期>中期>長期」もしくは「短期<中期<長期」とすべて同じ向きになった状態です。

よく使われる移動平均線の期間が短期25、中期50、長期200です。もちろんこれ以外でも問題はありません。
パーフェクトオーダーを確認できた場合は短期的にみても中期的にみても長期的にみても相場の方向が一致しているため、信用できるトレンドになりやすいです。
その時の移動平均線の角度が急になるほどトレンドの勢いが強いことになります。
パーフェクトオーダーはよくトレンドフォロー手法の判断として用いられます。
パーフェクトオーダー時のトレード手法
パーフェクトオーダーを確認したら短期もしくは中期の移動平均線にタッチを確認してからトレンド方向にエントリーで損切ポイントは直近の高安値に置き、利確はトレンドが崩れたときにするのが一般的です。
パーフェクトオーダーでEAを作成してみる
通貨ペア:USDJPY
エントリールール:パーフェクトオーダーになったらすぐ
クローズ:200EMAを割れたら
ソースはこんな感じに
// EMA double EMA1 = iMA(NULL,0,25,0,MODE_EMA,PRICE_CLOSE,1); double EMA2 = iMA(NULL,0,75,0,MODE_EMA,PRICE_CLOSE,1); double EMA3 = iMA(NULL,0,200,0,MODE_EMA,PRICE_CLOSE,1); int Result = 0; // 上昇トレンドの場合 if(EMA1 > EMA2 && EMA2 > EMA3 && Close[1] > EMA1){ 買い } // 下降トレンドの場合 else if(EMA1 < EMA2 && EMA2 < EMA3 && Close[1] < EMA1){ 売り }
こんな資産曲線になりました。
15分足
1時間足
4時間足
パーフェクトオーダーになったらすぐにエントリーするというルールにしても一応損益曲線は右肩上がりになることがわかります。
それだけパーフェクトオーダーはトレンドの判定には優秀であるということですね。
しかし安定したトレードを行いたい場合はこのパーフェクトオーダーだけでは不十分です。その時の相場の状況を加味する必要がありますのでひとつの参考情報として考えましょう。
このパーフェクトオーダーEA欲しい方は下からダウンロードできます。
ダウンロード
あくまでテスト用ですので動作保証してません、本番稼働はさせない方がいいです。
参考として使用してください。
まとめ
パーフェクトオーダーがトレンドを判定するために有用かどうかを検証し、有用であると判断できました。
ただし、パーフェクトオーダーだけを見て闇雲にトレードするのは危険です。
他のフィルタと組み合わせることによってより安定したトレードを期待して検証を続けたいと思います。