みんな経験ありますよね。子供の頃はゲームに夢中で、学校が終わったらすぐにコントローラーを握ってた。でも、大人になるとなんだかゲームが面白くなくなってくる。これって一体なんでなんでしょう?
実は、この現象にはいくつかの理由があると考えています。心理的な変化や、環境の変化、それに時間の使い方の変化なんかが関係していると思われます。じゃあ、順番に見ていきましょう。
大人の忙しさ
まず最初に挙げられるのが、時間の問題です。子供の頃は学校が終わったら、ほとんどの時間を自由に使えた。でも、大人になると仕事、家事、育児...やることがいっぱい。
上の図を見てみると、子供と大人の1日のスケジュールの違いがよくわかりますね。大人になると、ゲームに使える時間がグッと減っちゃうんです。
長時間ゲームに没頭できないと、ストーリーの展開についていけなかったり、オンラインゲームでレベルアップが遅れたりしちゃう。結果、「あんまり面白くないな」って感じちゃうわけですね。
優先順位の変化
大人になると、責任感が強くなるよね。仕事のこと、家族のこと、将来のこと...考えることが増えてきます。
ゲームをしてる最中も、「この時間、もっと有意義なことに使えばいいのに」なんて考えちゃったりします。そうすると、純粋にゲームを楽しむことが難しくなっちゃいます。
子供の頃は「ゲームをすること」自体が目的だったけど、大人になると「ゲーム以外のこと」にも目が向くようになる。これって、成長の証でもあるんですけどね。
慣れ
ゲームって、基本的にはパターンの繰り返しなんだよね。RPGなら「レベル上げて、ボス倒して、また次のエリアへ」っていう具合です。
子供の頃は全てが新鮮で、次は何が起こるんだろう!ってワクワクしてた。でも、大人になると経験を積んでるから、「あー、この展開ね」って予測できちゃう。
サプライズ要素が減ると、どうしても面白さも減っちゃいますよね。これは、ゲームに限らず人生全般に言えることかもです。
ギャップの縮小
技術の進歩も、ゲームの面白さに影響しています。上の図を見てみると、ゲームのグラフィックスがどんどん進化してるのがわかるよね。
昔はドット絵だったキャラクターが、今じゃ実写みたいになってる。子供の頃は、この進化に「すげー!」って感動してた。
でも、大人になると「まあ、技術が進歩すればそうなるよね」って冷めた目で見ちゃう。現実とゲームのギャップが縮まると、ゲームの「非日常感」が薄れちゃうんですよね。
「大人のたしなみ」
「ゲームは子供の遊び」なんて言われることあります。特に、日本の社会ではまだまだそういう風潮が強いかも。
大人になると、「大人のたしなみ」みたいなものを求められるようになる。読書とか、美術鑑賞とか、そういうのが「知的な趣味」とされがち。
そうすると、ゲームを楽しんでても「こんなことしてていいのかな」って後ろめたさを感じちゃう人もいるんだ。楽しむ気持ちに「ブレーキ」がかかっちゃう人もでてくるでしょう。
現実逃避の難しさ
子供の頃のゲームって、もう別世界でした。ドラゴンを倒したり、宇宙船で冒険したり...現実じゃ絶対にできないことができました。
でも、大人になるとリアルな経験も増えてくる。仕事での成功体験とか、恋愛とか、旅行とか。そうすると、ゲームの中の「架空の成功体験」が、リアルな体験に比べて色あせて見えてくることもあるんですよね。
「レベル99になった!」より「仕事でプロジェクトを成功させた!」方が嬉しかったりします。これって、ある意味成長の証でもあるんですけどね。
年齢による変化
RPGとかアドベンチャーゲームって、物語が大事ですよね。主人公の成長とか、恋愛とか、友情とか...
子供の頃は、どんな物語でも純粋に楽しめた。でも、大人になると「こんな展開、現実にはありえないよな」って思っちゃうこともあります。
特に、主人公が若すぎると共感しにくくなっちゃう。30歳のおっさんが、15歳の主人公に「若さゆえの悩み」で共感するのって、ちょっと難しいですね。
ショート時代の到来
さて、近年、大きな要因があります。それは、娯楽の多様化。上の図を見てみると、ゲーム以外にもたくさんの選択肢があるのがわかるよね。
最近は特に、ショート動画の時代に突入しています。TikTokやYouTube Shortsみたいな、短い動画コンテンツがめちゃくちゃ人気です。
これって、実は大人のゲーム離れにも影響してるんですよね。よく考えてみると、仕事や家事の合間に、3分の動画を見るのと、1時間ゲームするの、どっちが簡単?という考え方になってきます。
ショート動画やSNSって、ちょっとした空き時間で楽しめるんだ。その代わり、1つのことに集中する時間が減ってしまいます。
ゲームって、ある程度まとまった時間が必要です。ストーリーを追ったり、操作に慣れたり...。でも、いろんな娯楽に囲まれてると、そんな時間を確保するのが難しくなっちゃいますよね。
結果として、「ゲームつまんない」んじゃなくて、「ゲームに集中できる環境が減った」ってことかもしれないですね。
質を求める大人たち
でもね、全然ゲームが面白くなくなったわけじゃないんだ。むしろ、大人になっても個人的に楽しめるゲームはまだあります。
例えば、「ELDEN RING(エルデンリング)」。このゲーム、めちゃくちゃ難しいんですけど、その分やりがいがあります。
大人のゲーマーって、時間がないため、量より質を求めるようにすればよいと思ってます。毎日何時間もゲームをする代わりに、本当に面白いと思えるゲームを厳選してプレイする。
「ELDEN RING」みたいな高難度のゲームや、深いストーリー性のあるRPG、オンラインで戦略を競うゲームなんかが人気なんだ。
つまり、大人になるとゲームの楽しみ方が変わるんだ。「とにかくたくさんのゲームをプレイする」から、「厳選したゲームを深く楽しむ」に変化していくわけです。
おわりに
結局のところ、「大人になるとゲームがつまらなくなる」なんて、一概には言えません。
確かに、時間の制約や責任感、娯楽の多様化などで、昔ほど気軽にゲームを楽しめなくなった面はあるかもしれない。
でも、その分、自分に合ったゲームを見つけて、より深く楽しむ大人も増えてるんだ。「ELDEN RING」みたいな高難度ゲームにハマる人もいれば、短時間で楽しめるカジュアルゲームを好む人もいます。
大切なのは、自分なりの楽しみ方を見つけることです。時には「大人の事情」を忘れて、子供の頃のように没頭するのもいいし、空き時間を使って気軽に楽しむのもアリ。
ゲームは、大人になっても十分楽しめる娯楽です。ただ、その楽しみ方が変化していくだけです。これからも、自分に合ったペースでゲームを楽しんでいきたいと思います。だって人生、楽しむためにあるんだから!