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雑記

【30代の挑戦】中小Sierから自社開発企業への転職記

30代のSIerとして働いていた私が、なぜ自社開発企業への転職を決意して、その過程がどうだったのか躓いた部分の話をできればと思います。

Sierとは簡単に言うとシステム開発を請け負って仕事をするスタイルの会社です。

転職自体は残業時間縮小、年収アップしたので我ながら、良いキャリアアップの成功した転職ができたのではないかと思っています。とはいえ、転職は簡単な道のりではありませんでしたので、この経験が皆さんの参考になれば幸いです。

転職の第一歩

私が初めてシステムエンジニアになったのは、大学院を卒業して、すぐのことでした。

大学院では、プログラミングをガッツリやっていたわけではないのですが、会社に入ってすぐに、主に金融系のシステム開発に携わり、Javaというプログラミング言語を中心にスキルを磨いてきました。

そんな中、現場の古臭いシステムやエクセルの修正作業に嫌気が指し、徐々に自分のキャリアについて考えるようになり、より技術にフォーカスした仕事がしたいという思いが強くなっていきました。

要は古臭いシステムやエクセルの修正作業ではなく、モダンなプログラマーみたいに最新技術を使った開発がしたかったという思いでした。

挫折と成長

金融系のプロジェクトでは、厳しい納期と無意味で効率の悪い業務が常でした。実際、炎上プロジェクトはざらに見てきました。

そのおかげで残業が多く、土日出勤も当たり前の状態で、この頃から生きる意味を見失いかけてました…毎日、タスクの進捗を聞かれては答えに詰まるを繰り返し、疲弊しつくしていました。

特に、直近のプロジェクトでの疲弊具合が酷くて、家庭にまで迷惑がかかり始め、正直転職以外の選択肢が浮かびませんでした。逆に言うと、仕事がここまで私を追い込んでくれたことで結果、良い転職ができたのだと思います。

このまま半殺しにされていたら、ダラダラと今の会社に所属し続けていたと思います。考えただけで恐ろしいです。

技術力の重要性

幸いなことに最初にいた現場で上流から下流まで(システム開発の工程は上流と呼ばれる設計から、下流と呼ばれるコーディング、テストなどがあります)を経験できていたんです。

更に、名ばかりのチームリーダー等、人の面倒も見ていたので、面接ではアピール材料がある状態で望めたのが大きかったですね。金融系のシステムエンジニアとして色々経験できたことは本当ラッキーでした。

この時期に培った技術力は、後に転職活動で大きな武器となりました。

転職活動中の失敗談

転職活動は決して順風満帆ではありませんでした。まずは転職先を探すのが大変でした。転職候補の企業がありすぎて、どこを選んでいいのかわからないのです。

私が探した方法は2つ。転職サイトへの登録と転職エージェントへの登録です。

転職サイトへの登録

転職サイトではスカウト機能でスカウトが来たり、気になった企業にカジュアル面談を申し込んだりできるんです。スカウト機能に関しては一斉送信されるものと、ちゃんとプロフィールを読んでくれてから送られてくるものがありました。スカウトされると嬉しいですが、結局、なんとなくスカウトから申し込むことはなかったです。

転職サイトでは、自分の好みにあった条件で企業を検索できるのですが、ありすぎて何を選んだらよいか、やっぱりわかりませんでした。

転職エージェントの活用

2つ目の転職エージェントです。これを使った感触としては非常に楽でした。転職エージェントがある程度、選択肢を絞って転職先を提供してくれましたし、書類選考不要な企業をオススメもしてくれて、自分が興味があり、有利に進められそうなところを提案してもらえました。あとは提示してくれた転職先から選んで選考を進めるだけです。

面接での失敗

次にいざ面接となったときの失敗です。面接についてはリモート面接が主体でした。失敗した点は下記のようなものです。

顔が画面からはみ出ていた

顔が画面からちょっとだけ見切れていたことが不採用の一因として指摘されたのですが、正直あまり納得いかないです。(笑)確かに仕事できなさそうだなって思われるポイントではあるのですが、そこは許容範囲にしてくれよと思いました。

面接中にコーディングに関するテストをされ、ボロボロだった

これは面接中にコーディングの試験を実施されたのですが、面接しながらだったので、緊張で頭が回らず全然できなかったです。せめてコーディング試験は別で実施してほしかったです。

WEB試験での失敗

技術に関するWEB試験なるものを受けたんですが、これがかなり難しくてボロボロでした。WEB試験受けるなら別途アルゴリズムや競技プログラミング系の対策が必要だと感じました。

普段の業務でそれなりにコードを書いた経験はあるのですが、業務で使うコードとはまた別の知識が必要であるので、ここは事前にちゃんとサイトや本で勉強しておくべきだなと感じました。

転職後

晴れて転職を成功させた矢先ですが、自社開発企業では、SIer時代とは異なるスキルが求められました。特に、高めな技術力を求められますし、技術についての勉強しないとついていけなくなりそうな世界です。

また、周りの人たちの知識レベルも格段に上がりましたし、人柄も良い人達が多いです。チームで協力しながら新しい技術を学んだりと、ひたすら言われたことをやり続けるSier時代とは環境がガラっと変わりました。

こうした新しい環境で求められるスキルに適応する過程は、結構プレッシャーですが、なんとか食らいついていっています。逆に転職後に会社に合わずに元の業界に戻っていく方もいるようで、自分にあった会社を見つけることが重要なんだなと思いました。

まとめ

この転職を通して、私はただエンジニアとしてのスキルを高めるだけでなく、人としての成長も経験しました。思いっきり仕事を辞めて、次へつなぐ行動力がついた感じです。

辛い現場からはとっとと退散したほうが社会のためでもあります。そんな現場や会社が残り続けるのは我慢して働き続ける人がいるからですね。みんなもっと我慢強くなければブラック企業なんて存在できないでしょうからね。

もっとみんなで力を抜いて働きましょう!さておき、これからも、常に学び、成長し続けることを目標に、新しいキャリアパスを歩んでいきます。

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