多くのEAは経済指標による急激な値動きに弱く、大きな損失を出してしまう可能性があります。
こういった急激な値動きに対するEAの考え方を説明していきます。
なぜ、指標による値動きにEAがついていけないか?
指標による急な値動きは普段の値動きとは違って想定できない値動きになります。
急に大地震が起きたり、感染症が広がって経済が停滞したり、なんて予測はできません。
なので当然それに伴う急激な値動きなんてEAも想定できません。
EAにとって急激な動きは予測不可能なのです。
どんなEAが指標に弱いか?
基本的に高勝率のスキャル系は急激な値動きに弱いです。
高勝率のEAとは具体的にいうとTP数pips、SL数十から数pipsで勝率が80%以上でコツコツと利益を積み重ねるタイプです。
このタイプのEAは1回負けた時の金額が大きいです。
1回ならまだしも複数回負けると、大ドローダウンとなってしまうことが多く指標発表時などに稼働させたままにするのは非常に危険です。
逆にスイング系の大きなTPを取るタイプは稼働させたままでも負けたときに大きなドローダウンになることは少ないでしょう。
急な値動きへの対策
一瞬で100pipsの値動きが起こることは特別なロジックを入れていない限りEAには想定もできないし対応もできません。
ではこういった事態にはどう対応すればいいのでしょうか?
負けてもいい金額のロットでEAを動かす
リスクを取りすぎないように投資を行うのは基本中の基本です。
ちょっとした負けで精神的に大きなダメージを負うのはそもそもトレードに対してリスクが大きすぎる証拠です。
まずはリスクの見直し、負けても大丈夫なロットでトレードを行うようにしましょう。
指標フィルタがあるEAを稼働する
例えばEU離脱危機の時にポンド円は20円近い下落になりました。20円つまり2000pipsです。この時逆にポジションを持っていたEAは全滅ですね。
そのため、EAによっては指標フィルターを搭載しており、指標発表の時間を入力することでその時間取引を停止させることができます。
しかし、稼働するEAが増えてくるとすべてのフィルターをその都度設定しなければいけないし、管理がかなり面倒になってきてついフィルターの設定をさぼりがちになります。
私もフィルターの設定は面倒なので設定していません・・・(本当は設定した方がいいです)そもそも自動売買なのに手動になってしまいますのでこの方法はあまりオススメはできません。
急激な値動きで稼ぐEAを稼働させる
逆に指標発表時のような急激な値動きを狙ったEAを稼働させるのも手です。
急な値動きを狙うことによって他のEAが急な値動きで損切になっても損益がプラマイゼロにするのが狙いです。
急な値動きを狙ったEAとは?
緊急発動FX USDJPY
今回紹介するEAが緊急発動FX USDJPYというEAです。
緊急発動FX USDJPYはEA単体で動かしても利益を狙えますし、他のEAと組み合わせて稼働させることによってリスクヘッジにも使えます。
急激な値動きによって他のEAが損失を出してしまっても緊急発動FXで利益を出して損失をカバーすることが期待できます。
パラメータ設定は自由度があるようなので試行錯誤して設定するのもデフォルトで使用するのもOKでカスタマイズ性に優れています。
緊急発動FX USDJPYは通貨縛りがないため、他の通貨で最適なパラメータを探して稼働するなんてこともできたります。
実際にエントリーしているチャートの様子が下に示しています。
一瞬で100pips動いているところでうまく利益を出していることがわかります。
まとめ
指標発表時にはスキャル系のEAは大きな損失を出してしまう可能性があるので、稼働を停止したほうがいいと言えます。
急激な値動きに対する対策を説明しました。
急激な値動きで稼ぐEA(緊急発動FX USDJPY)を紹介しました。